トイレは正しく使っても詰まる可能性はゼロではない

皆さんは水洗トイレの使い方を間違えるということは、まずないと思います。例えばトイレを流す時にトイレットペーパー以外のものを流さない、特にティッシュペーパーを流さないというのは多くの人が知っていることですし、掃除もそれなりにしっかりとされていることでしょう。しかし、このようにトイレを正しく使っていたとしても、それが詰まる可能性は決してゼロではないのです。そう言うと驚きでしょうか?

なぜトイレを正しく使っているのに詰まる可能性はゼロにならないのか。それは、普通に使用しているだけでもトイレが詰まってしまう原因がそれなりにあるからです。まず、ティッシュペーパーは水に溶けないからトイレに流してはいけないと言われていることから、水に溶けるトイレットペーパーであれば詰まることはないと考えてしまいがちです。しかし、そのトイレットペーパーも場合によってはどんどんとトイレの中で蓄積して詰まりを作り出してしまうことが考えられるのです。さらに、少し汚い話にはなってしまいますが、私たちが排出する便の量が多く、そして硬かった場合、便そのものがトイレの水の通り道を塞いでしまって詰まりを作ることもあります。これは意外と思いますし、トイレが便で詰まるなんて本末転倒だと思われるでしょう。

このようなことからも、どれだけトイレを正しく使用していても急にトイレの水詰まりが発生してしまうことがあります。そのため、不意打ちを食らうようにトイレの水が流れなくなってしまい、レバーを流す度に便器の中の水が増して溢れ出てきてしまうということすらありえるでしょう。

もし今までトイレを使用していて水詰まりを起こしたことが無かったとしても、それはただ運が良かっただけで今後も正しく使用していても水詰まりが発生することは十分に考えられます。ですから、急に水が詰まってしまった時のことを考えておくこともかなり大切であると言えるでしょう。